大手ゼネコンとは?
ゼネコンとは一言でいうと、「元請総合工事業」です。
発注者から直接工事を請負ってザブコンと下請契約をして工事の施工管理を行います。
工事の進捗状況と合わせてサブコンを適切に配置して統制します。
つまり工事全体のマネジメント機能を担っています。
サブコンを適材適所に配置し、より効率的に工事を進めていく役割を担っています。
また、設計上必要と思われる技術を取り入れ、より完成度の高い建築物を造り上げるための役割を総合的に担っています。
これによって技術的にも高度で、どんな環境や条件でも工期の遅れのない計画的な工事が実現出来ます。
ザブコンは「専門工事業」と称され主に生産、技能機能を担当します。
ゼネコンから依頼された内容に従って、工事を施工して与えられた役割において自主管理します。
建設工事は多種多様な建設材料を多くの専門工事業者で複合的に組立てるものなので、合理的施工管理(ゼネコン)と適切な施工(サブコン)が合わさって完成します。
したがって、全体を管理するゼネコンと、各専門工事を施工するザブコンがしっかり役割分担して協力していく事が重要です。
日本の大手ゼネコンは、その売上高から「鹿島建設」「清水建設」「大林組」「竹中工務店」「大成建設」の5社が有名です。
また住宅分野に特化している「積水ハウス」「大和ハウス工業」も売上高は大手ゼネコンと変わりません。
これらは、業態や機能上でも大手ゼネコンと変わりませんが、プレハブ大手とかハウスメーカーなどと称して、大手ゼネコンとは異なって括られます。
オリンピック新国立競技場の工事