大手ゼネコンのコンツェルン
日本のスーパーゼネコン5社(大成建設・大林組・鹿島建設・清水建設・竹中工務店)はぞれぞれ道路会社や不動産会社、ハウジング会社、建設資材会社、室内装飾会社、エンジニアリング会社など、建設関係の会社を関連会社としてもちコンツェルンを形成しています。
コンツェルンとは、ドイツ語で1企業が多方面にわたる諸企業に投資して支配下に置くことでできた諸企業の統一体です。
建設会社の場合、材料・資材の生産から流行経路を確保して、販売までを統括するグループ内で行うことによって、コスト削減が図れます。
また、グループ内の不動産会社や都市計画会社を起点に商業施設や住宅施設を計画的に設計して、都市計画の段階から建築の受注して、各専門会社に下請けに出します。
道路工業会社などにも建設生産会社として仕事を出すことも出来ます。
技術開発などをエンジニアリング会社に、設計施工管理を管理会社に任せて、効率的に建設事業のトータルサービスを提供する事が出来ます。
大手ゼネコン各社がこのように、自社の事業を効率的に行うために、不動産、道路、管理施工、資材販売リース、都市開発、電気工事、技術開発などの様々な関連事業に投資して、ワンセットで様々な受注が出来るようにしています。
各社とも総合力で業界トップを目指すために関連会社の成長に力をいれて、熾烈な競争を繰り広げています。