高層ビルから民家までなんでも作る建設業
建設業者の建造物は世の中にあるもの全てが対象になります。
発注者は国・地方公共団体・企業・個人などあらゆる方面からあります。
当然、発注される建造物もあらゆる物が対象になります。
土木工事であれば、山を切り崩してトンネルを掘ったり、ダムを建設します。
橋を架け、道路をつくり、鉄道を通します。
それら必要な建造物は全て建設業者の生産対象です。
また、建築工事であれば、超高層ビル、空港、港、工場、民家など必要な建造物はなんでも対象になります。
そして、建造物には上水、下水設備が施工され、電気の配線をつくり、通信機器を取り付けます。
エレベーターや、ガス配管、エアコン設備、その他空調設備や消防設備の取り付けも行います。
このように世の中にあるもの全てに建設業者の力が活かされています。
そしてこのように、あらゆる物を生産するために、建設業は多種多様な業種で構成されています。
工事形態を契約関係で見ると発注者、元請業者、下請業者、設計者、建材業者がそれぞれの得意分野を活かして仕事を引き受けます。
それぞれの共同作業で必要な建造物をつくり工事を完成させます。
そして現場の建設工事の種類は29種類に分類されていて、それぞれ専門性があり専門工事として各建設業者が請負って工事をしています。
建設業の許可はこの建設工事の種類ごとに取得しますが、建設業界では関連する2つ以上の建設工事の許可を取得する会社が多いです。
大手ゼネコンは2桁の種類の建設工事の許可を取得している場合があります。
つまり規模の大きい会社ほど多くの種類の建設工事許可を取得しています。
反対に規模の小さい会社でも専門性を磨いて、専門工事会社として実績を重ねて評価されている会社も沢山あります。
最も取得している数の多い建設工事の種類は「土木一式工事」「建築一式工事」「とび・土工・コンクリート工事」です。
小規模の建設会社は1つ又は2つの建設工事の許可を取得している場合がほとんどです。
知事許可・一般建設業許可の会社の多くは、1つの建設工事の許可を取得している事が多いです。
新宿高層ビル